はじめに
現在クラウドストレージサービスはいくつかありますが、Googleアカウントで使えるブログ「Blogger」を使う僕としては、せっかくなのでGoogleが提供するクラウドサービス「Google Drive」を利用してみることにしました。
Google Driveにアクセス
・インターフェイス・デザインは、Googleサービス利用者には便利
・Googleストレージ領域共通化により、保存容量は15GB?!
・転送速度はSkyDriveやDropboxよりも上?
・Gmailとの連携
・Google Drive付属のオフィスソフトGoogleドキュメントはかなり便利
・デメリットも?
・結論
インターフェイス・デザインは、Googleサービス利用者には便利
インターフェースはGmailやGoogleカレンダー等、いかにもGoogleっぽいデザイン。
上画像はファイルをリスト表示していますが、下画像のようにギャラリー表示に変更し、
色分けするとデザイン的にも見栄えが良いですね。
Googleストレージ領域共通化により、保存容量は15GB?!
現在Google Driveを利用すると、15GBの無料ストレージ容量が提供されます。Skydriveは7GB、Dropboxは2GBという事から、無料ストレージの範囲では最大ですね。
実はこれはGoogle Driveだけの容量だけではなく、GmailやGoogle+写真の他サービスのストレージも含まれているんです。
※Google+写真: Picassaを買収し、同様のサービスを提供しているウェブアルバム。Bloggerでアップした画像もココに。2048px以下の画像は無制限にアップロード可能。以前はGoogle DriveとGoogle+写真合わせて5GBで、Gmailは10GBとストレージが分けられていました。そこで「Gmailを10GBも要らないよ!」「Google Driveの容量もっと増やせ!」という意見があったかわかりませんが、これらのストレージが2013年5月13日に統合される事となりました。
以降ユーザーは、Googleより15GBの共通化された無料ストレージを提供され、その容量を好きな割合で利用する事が可能になりました。
その割合はドライブストレージ(インターフェイス左下の"管理"をクリック)という項目で確認出来ます。上記画像は僕のストレージですが…Bloggerを3年近く使っていて3つも併用していますが、この程度の使用量。Gmailも用途別に複数アカウント持っているので、基本的にメールが溜まりまくるって事もなく、この程度の容量。実質15GB近くのストレージをGoogle Driveに充てる事が出来ました。
転送速度はSkyDriveやDropboxよりも上?
これは僕が直接検証したわけではありませんが、「日経トレンディネット」で検証されたようです。
クラウド調査隊: Google DriveとSkyDriveはDropboxを超えられるか?(3/4)
この記事・画像を見ると、SkyDriveやDropboxやSugarSyncよりもGoogle Driveがアップロードにかかる時間が短いようです。SugarSyncがビリですが、以前使った感想として確かに時間かかった印象ありました。
この記事にもあるように、通信状況やクラウドサービスの混雑状況等の要素が一定ではないために、この順位にはっきりとした確証があるとは言えないのかもしれませんが、「クラウドサービスの中では早い方だ」という印象は持てました。
Gmailとの連携
例えば、Gmailを利用する場合。添付したいファイルがGoogle Driveにあった場合、ボタン1つで呼び出せます。更に、通常外部ファイルを添付する場合は最大サイズ25MBまでですが、Google Driveからの挿入の場合、10GBまでのサイズのファイル添付が可能です。
送信ボタン右のこのボタンからGoogle Driveを呼び出します。
Google Drive付属のオフィスソフトGoogleドキュメントはかなり便利
これらのソフトで作成されるファイルは全て、Google Driveの自分のストレージに同期され、自動保存されていきます。そしてGoogleドキュメントファイルの場合はストレージの容量を食いません。つまりいくら保存しても、残りストレージは減らないという事。保存形式もMicrosoft Officeとの互換性のあるので便利です。
現在はGoogle Driveのマイページから作成が可能です。
Google Driveの共有・同期機能を使った、同時編集も便利ですね。
例えば僕がドキュメント(文書)ファイルを作成し、共有設定を一般公開するとします。そのファイルが公開されているURLにアクセスした人は、全員そのファイルを編集する事が可能なのです。それがリアルタイムで更新されていき、一挙に10人同時に編集が可能です。
例えばグループチャットをしながら議事録を作った時、Googleドキュメントを使えば、誰が記録してもOKですし、そのリアルタイムに更新されていく議事録を全員がウェブ上で確認することが出来ます。出来上がったファイルも、一々送らなくても、全員が共有して保存する事が出来ます。会議によって随時更新されていく情報を、リアルタイムで確認・編集・共有していけるのはかなり便利だと思います。
共有する範囲を指定出来ます。設定次第ではアカウントを持たない人の編集をも可能にします。
デメリットも?
NAVERまとめ: Google Driveの利用規約がヤバ過ぎる
上記のまとめを読むと「Google Driveにアップロードしたファイルは、全てGoogleへライセンスを譲渡する事と同じ」と言うような論調で書かれています。わかりやすく言えば、「Google Driveにアップしたファイルはあなただけのモノではなく、Googleのモノにもなりますよ」と言う事。
Android★SQUARE: 2012/04/27:Googleドライブのライセンス問題はアリの穴
一方で、そういったライセンスの譲渡もある程度必要な理由があると言う人も。とはいえ、前者のような不安を煽るような拡大解釈も出来てしまう、穴のある利用規約のようです。
僕個人としては、流用されて困るような情報やファイルは、Google Driveだろうが何だろうがそもそもネット上にアップすべきではないと思ってますので、こういう規約でも問題なくアップロード出来ますけどね。やっぱり人に見られたくないデータはやっぱりオンライン環境に無いストレージ(外付けHD)等に保存しておくのがベターかな…と。
結論
Googleサービスを良く利用するユーザーであれば、間違いなくオススメしたいデザインや機能(他Googleサービスとの連携等)であります。何より、このサービスが最も活きるのは、複数人のコミュニティでの同時利用だという事。サークルやバンド、職場等での情報の共有・管理・編集がフレキシブルに対応出来るのが本当に魅力的だと思います。容量も使い方次第で、他のサービスよりもより多くの保存容量を確保出来ます。
とは言え、上記のようにライセンスの処遇について問題視する人もいますし、個人利用と分けて使うのも有りかもしれません。個人利用の場合は、利用規約で個人情報がしっかり守られている他のクラウドストレージサービスを利用し、コミュニティで利用する場合はGoogle Driveを使って共有していく…という風に使い分けるのも良いかもしれませんね。
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